最近、借地借家法に関する講義を受けてきました。
その当時、借主と貸主では貸主の方が強く、借主を守るために借地借家法ができました。
そして、規制を厳しくしたため、大家さんとしては、家を貸さないという事態が起こりました。
その結果、定期賃貸借を可能にした。という現状があります。
この、背景を受けて、講師の先生は、
「規制をすると、規制する前より事態は悪くなる。行き過ぎた弱者保護の立場をとると、弱者が保護されなくなる。」
という方程式に至ったそうです。
なるほどと思いました。
事例は他にもあります。
・内定取り消しをした企業をバッシング⇒内定が出なくなる
・お金を貸さないよう規制をする⇒もっと悪いところからお金を借りるようになる
・いじめを受けている児童のために特別学級を作る⇒特別学級にいると、余計にいじめられる
怖いのは、それを理解したうえで、マスコミや政治家はパフォーマンスしているのだそうです。
本音と建前を理解しないとだめですね。