借地借家法と。。。

By forowners, 2010年6月27日

最近、借地借家法に関する講義を受けてきました。

 

その当時、借主と貸主では貸主の方が強く、借主を守るために借地借家法ができました。

そして、規制を厳しくしたため、大家さんとしては、家を貸さないという事態が起こりました。

その結果、定期賃貸借を可能にした。という現状があります。

 

この、背景を受けて、講師の先生は、

「規制をすると、規制する前より事態は悪くなる。行き過ぎた弱者保護の立場をとると、弱者が保護されなくなる。」

という方程式に至ったそうです。

なるほどと思いました。

 

事例は他にもあります。

・内定取り消しをした企業をバッシング⇒内定が出なくなる

・お金を貸さないよう規制をする⇒もっと悪いところからお金を借りるようになる

・いじめを受けている児童のために特別学級を作る⇒特別学級にいると、余計にいじめられる

 

怖いのは、それを理解したうえで、マスコミや政治家はパフォーマンスしているのだそうです。

本音と建前を理解しないとだめですね。